この度、みんなでミュージアムは、文化庁の令和５年度障害者等による文化芸術活動推進事業「障害者等による文化芸術活動の推進に向けた課題解決プロジェクト」に採択いただきました。

事業名：「～いつでも、だれでも、どこへでも～　『ミュージアム・アクセス・センター』　設立事業」＊プロジェクト名「みんなでミュージアム（愛称：みんミ）」として活動をしています。

1年目（2021年度）は、障害のある当事者やその支援者、国内外のミュージアム関係者（初年度は美術館に限定）へのヒアリング、中間支援組織やビジネスモデル団体へのインタビューを実施し、ニーズの模索と構想を練っていきました。

2年目（2022年度）は、ミュージアムを楽しむ方法を支えるパートナーと、より良いアクセス環境を考えるコーディネーターの人材像や役割を明らかにすることを目的に、障害のある当事者とミュージアムとの実践型協働を通じた検証と記録に取り組んできました。

3年目（2023年度）は、2年目の試験的な実践型協働事例をもとに、以下6点の活動を柱に、パートナーとコーディネーターの人材育成やシステムの運用を開始します。また、各地の活動を紹介し、集う人の学びや交流を目的とするオンラインプログラム「みんミの”わ”」も定期的な開催を予定しています。

（１）人材育成プログラムに関する取り組み

▷ミュージアム・アクセス・コーディネーターの育成
・障害当事者を対象としたコーディネーター研修の実施
・ミュージアムからの相談もとにした協働
・障害当事者コーディネーター希望者の登録開始

▷ミュージアム・アクセス・パートナーの育成
・障害のある鑑賞者とパートナーの鑑賞体験のモデルケース実施
・民間団体や個人からの相談をもとにした協働
・パートナー希望者の登録開始、参加機会の拡充

（２）相談窓口の開設

お問い合わせ：https://minmi.ableart.org/contact/

（３）情報交流と学びの場の創出

オンラインプログラム「みんミの“わ”」　7月、9月、10月、12月、1月（シンポジウム形式）開催予定

（４）情報ネットワークの拡充（通年・随時）

（５）情報発信（通年・随時）

（６）提言活動

今後、開催するプログラムの情報や活動に関する最新のお知らせは、ウェブサイトやSNSにて発信をしていきます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

文化庁 令和５年度障害者等による文化芸術活動推進事業
https://shogaisha-bunkageijutsu.bunka.go.jp/