【報告】文化庁 令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業に採択いただきました。
- お知らせ
2024.06.12(水)
みんなでミュージアムは、文化庁の令和6年度障害者等による文化芸術活動推進事業「障害者等による文化芸術活動の推進に向けた課題解決プロジェクト」に採択いただきました。
事業名「~いつでも、だれでも、どこへでも~『ミュージアム・アクセス・センター』モデル普及事業」
プロジェクト名「みんなでミュージアム(略称:みんミ)」として活動をしています。
1年目(2021年度)は、障害のある当事者やその支援者、国内外のミュージアム関係者(初年度は美術館に限定)へのヒアリング、中間支援組織やビジネスモデル団体へのインタビューを実施し、ニーズの模索と構想を練っていきました。
2年目(2022年度)は、障害のある人とともにミュージアム体験をつくるミュージアム・アクセス・パートナー(以下、パートナー)と、ミュージアムとともに適切な配慮や環境を整えるミュージアム・アクセス・コーディネーター(以下、コーディネーター)の人材像や役割を明らかにすることを目的に、障害のある鑑賞者とミュージアムとの実践型協働を通じた検証と記録に取り組んできました。
3年目(2023年度)は、パートナーとコーディネーターの育成に取り組むと同時に、システムの運用開始期として、事業モデルとなる実践事例等をもとに事業の基盤整備に取り組みました。また、4年目の首都圏での普及拡大期や、5年目の全国への普及開始期に向け、全国展開へのネットワークの構築に着手しました。
4年目(2024年度)となる本年は、全国的なネットワークの構築を充実させるため、これまで3年間に協働した実践事例等をもとに、培ったノウハウや、事業モデルの普及活動に取り組みます。5年目の首都圏での本格運用、全国的な展開に向けて、サービス開始に向けた伴走支援の体制を強化することを目指します。また、各地域の実践者による先駆的事例の紹介や、参加者同士の学び合いや交流を目的とするオンラインプログラム「みんミの”わ”」の継続的な開催に加えて、首都圏で年2回の対面での交流・研修を予定しています。
以下、今年度の実施内容です。
▷鑑賞サポートの基盤整備に関する取り組み
1)相談対応窓口の設置と運用
・お問い合わせフォーム:https://minmi.ableart.org/contact/
2)相談対応の機能強化(相談支援の充実)
▷ミュージアムへのアクセス改善/鑑賞サポートの実践に関する取り組み
1)障害のある人のミュージアムへの実践・実地研修
2)ミュージアムの環境づくりの実践・実地研修
3)実践の共有と学習機会の提供
・オンラインプログラム「みんミの”わ”」開催
6月・8月・11月・2月(シンポジウム形式)計4回予定
・パートナーおよびコーディネーターの研修と交流
7月・11月 計2回予定
▷事業の評価と普及活動に関する取り組み
1)専門家を加えた評価指標づくりと参加者との評価・分析
2)モデル普及に向けた準備
3)提言活動
▷情報の収集と発信
1)情報発信の改善(ウェブサイトの改修)
2)本事業の取組の発信
・Facebookアカウント:https://www.facebook.com/minmi.accessart
・Xアカウント:https://twitter.com/minnademuseum
今後の活動に関する最新のお知らせは、ウェブサイトやSNSにて発信します。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
これまでの活動をレポートにまとめています。
活動の記録:https://minmi.ableart.org/activity/
文化庁障害者等による文化芸術活動推進事業
採択結果一覧:https://shogaisha-bunkageijutsu.bunka.go.jp/adoption_result.html