ロゴマーク:みんミ みんなでミュージアム

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目次:活動の記録

【活動紹介】パートナーとの実践的な協働の取り組み

  • 報告レポート

2023.01.25(水)

みんなでミュージアム(愛称:みんミ)は、ミュージアムが抱える状況に左右されず、障害のある人のミュージアムに行きたい、プログラムに参加したいという思いを実現するために、当事者のコミュニティとともに、アクセシブルな環境形成や鑑賞を楽しむ方法について検証と記録に取り組んでいます。

パートナーとの実践では、実際にミュージアムへ行きたい障害のある鑑賞者とパートナーが、ともに鑑賞を楽しむ試みを実施し、どんな人材を育成する仕組みが必要なのか検討しています。

2022年9月末のよく晴れた日曜日、東京・渋谷区「Bunkamura ザ・ミュージアム」と原宿にある「太田記念美術館」へ行ってきました。この実践に協力してくれた岡本智美さんは、毎週のように美術館や博物館、水族館や動物園など、多種多様なミュージアムにお出かけされています。

普段はご家族と行かれることが多いのですが、この日は同年代のパートナーと展示を見てまわりました。事前にパートナーが提案したいくつかの展覧会の候補のなかから、岡本さんが行きたい2つの展覧会を選びました。

Bunkamura ザ・ミュージアムでは、フィンランドガラスの展示をしていて、「なかなか面白いかたちですね…」と岡本さんが一言。
普段、岡本さんは平面作品や彫刻作品の創作活動も行っています。岡本さんが創る彫刻作品は、影のように細く伸びた人物立像と、なにやら意味深なタイトルが魅力的です。
次回作には、今回みたガラスのデザインが生かされるかもしれません。

岡本智美さんの彫刻作品は下記よりご覧いただけます。
https://www.taiheiyobijutu.or.jp/members/992/works

パートナーの仕組みをつくる上でも、現状の制度や実施条件の課題など、たくさんの気づきがありました。今年度は、みんミの取り組みに関心を持つ方々が実践に協力していただくことで、今後の協働への可能性が生まれています。
実践の事例を積みながら、「いつでも、だれでも、どこへでも」ミュージアムを自由に体験するにはどんなことが必要なのか、協力者の皆さんと一緒に検討していきます。


※写真は会場の撮影可能エリアで撮影しています。

レポート:平澤 咲(みんなでミュージアム プロジェクトメンバー/エイブル・アート・ジャパン)