ロゴマーク:みんミ みんなでミュージアム

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目次:活動の記録

みんミ交流会第2回

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  • 報告レポート

2025.03.25(火)

2025年2月、みんミ交流会を行いました。

普段、みんミが活動を行っていく中で、パートナー・コーディネーターから、「お互いに情報交換がしたい」「活動のための研修に参加したい」というお声を聞きます。

交流会はそういったパートナーコーディネーターの声から企画されました。

すでに登録している人だけでなく、活動に関心のある人も対象に、みんミの活動を知ってもらったり、障害のあるなしに関わらず集う人々が心地よく過ごすためのコミュニケーションを学んだり、情報交換ができる場を目指して行っています。

※みんミのパートナー・コーディネーターについてはこちら

今回は2回目の開催です。

前回のアンケートでの「オンラインでも実施があるといい」という声をうけ、オンライン会場の実施も行い、関西や北陸、関東などの各地域から参加されました。

東京の会場(※以下、現地会場)とオンライン会場で計18人が集まりました。

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みんミ交流会第2回 概要
日時:2025年2月24日(月・祝)
参加者:みんミ登録パートナー・コーディネーター、活動登録を検討している人
手話通訳、みんミプロジェクトスタッフ、みんミ事務局

【現地会場】
時間:14:00〜16:30
場所:港区立男女平等参画センター(愛称「リーブラ」)学習室C
内容:①フィールドワーク、②くじびきトーク&お茶会

【オンライン会場】
時間:15:30~16:30
場所:オンライン会議システムZoom
内容:②くじびきトーク&お茶会

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「障害のある人と過ごしたことが無いから自分の対応で大丈夫かな?」「ミュージアム体験するときにどんなことが工夫できるだろう?」

そういった不安の解消や工夫のアイディアを発見したり、コミュニケーションの中で気づきや学びを得られる時間となるよう、今回は実際に街中にでて、グループの人たちと過ごしながら障害の異なる状況について知り、心地よく過ごすためのコミュニケーションを体感するワーク(現地会場のみ開催)と、その場に集った人たちと対話する時間をとりました。

①フィールドワーク

会場となった港区立男女平等参画センターの周りをグループで散策しました。初めて出会った人同士のグループなので、最初は緊張している様子もありましたが、街歩きをめいいっぱい楽しんでもらいます。

公共施設周辺の古民家をじっくり眺めてみたり、梅の花がほころんでいるのを発見したり、公園の植物のクイズが載っている立札を見つけてみんなで楽しんだりしている様子がありました。

どんなものがあるか、何を感じたか、自分なりの情報を得てみたあとに、それをお互いにシェアする中で、自分とは違う情報のとり方・感じ方に気づき、自然と交流が深まっていきました。

グループごとに港区立男女平等参画センター内を巡るフィールドワークの様子

聴覚障害のある人と初めて会話したという参加者からは「どうしていいかわからないまま、普段と変わらない形で散策してみましたが、後程の感想会で話し方の具体的なフィードバックを聴覚障害の方からいただいてとても勉強になりました。逆に自分が気にしたところはあまり気にしなくてよかったなど、気づきばかりでコミュニケーションの面白さを感じました。」という声のほか、「一人で散歩することより、みんなで散歩をするといろんな見方を発見して楽しくなりました。」という声も。

アクセシビリティの視点に限らず、さまざまな気づきと学びを得てくださったようです。

グループごとに感想のシェアのメモ

②お茶会「くじびきトーク」

6つのお題くじのうち、ランダムにひかれたお題をテーマにミュージアムにまつわるお話をしてもらいました。

お題はこちら!

①ドキドキ! ②もやもや… ③アッ、やっちゃった! ④グッときた! ⑤ \(^^)/  ⑥はっけん!

現地会場は、グループを組みなおし、お茶とおやつで一息つきつつ、新しいメンバーでお話します。「参加者それぞれの立場からのお話がとても興味深いものだった」「意外と初めて(会う人)だからこそ言えることがあった」との声があり、それぞれの普段の活動や仕事を通したエピソードの共有は、新鮮な対話が行われていました。

お菓子を食べながら、お題について意見交換する参加者

筆談でコニュニケーションを取る様子

オンライン会場は関東・北陸・関西など各地域から参加いただきました。

『アッ、やっちゃった!』のお題では、「美術館はいつも会期終わりギリギリに行っちゃうんです」というお話や、『もやもや…』のお題では、「先日鑑賞した作品の解釈がみんな違っていて、未だにモヤモヤしているんです」というお話など、各地域で行われていることの情報交換だけでなく、「わかる~!」と言いたくなるようなエピソードもありました。

オンライン会場の様子

障害の有無やパートナー・コーディネーターといった立場を超えて、皆さんが体験と実感をお話してくださり、コミュニケーションがどんどんと広がっていく時間でした。

今後もみんミの活動を紹介しつつ、パートナー・コーディネーターとともに、様々な活動を実施していきます。ぜひ、関心のある方はご一緒ください。

パートナー・コーディネーターの登録について

※2025年3月末をもって、2024年度の登録は一旦締め切ります。

2025年度は2025年6月頃より募集を再開する予定です(※2025年2月時点情報)

1回目の交流会のレポートはこちら