ロゴマーク:みんミ みんなでミュージアム

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目次:活動の記録

【活動紹介】東海大学 広報メディア学科とのコラボ授業

  • 報告レポート

2023.04.06(木)

みんなでミュージアムでは、2022年5月以降、ウェブサイトやソーシャルメディアを活用したさまざまな情報発信を行っています。活動内容をより広く、詳しく伝えるために、編集者の方がまとめた調査レポートや、みんミのプロジェクトメンバーや事務局スタッフによる記事を公開し、SNSアカウントと連動して紹介しています。

この度、活動の1年目にあたる2021年度に、システムやビジネスモデルを構築するワーキンググループのメンバーとしてご一緒した、熊谷 薫さんからお声かけをいただき、熊谷さんが講師を務める東海大学の広報メディア学科の学生の皆さんと、みんミのコラボ授業が実現しました。

ちょうどその頃、手探りながらウェブサイトやソーシャルメディアを運営しているなかで、薄々と感じていた課題がありました。

ひとつは、「活動をできるだけ幅広い層に届ける」ことを意識すると、どうしても発信のトーンに特徴がなく、当たり障りのないものになってしまう、ということ。

もうひとつは、ウェブサイト、フェイスブック、インスタグラム、3つの媒体を運営するなかで、それぞれの特性を活かした発信ができていないのではないか、ということでした。

そこで、このコラボ授業では「みんミを知らない人に活動を伝えるにはどんな方法があるか?」、「もし、みんミの情報発信をするキャラクターがいたら?」という観点から、「新しい層に魅力的でおもしろく活動を発信するオリジナルキャラクター像を考える」というテーマを設定。数回のプロセスをご一緒しながら、みんミの情報発信を学生の皆さんの視点で検証し、ウェブサイトやソーシャルメディアの活用方法と、みんミに適したキャラクターのイメージを考えていただきました。
東海大学湘南キャンパスの門を過ぎた付近の写真。幅広い道の脇に背の高い木が並び、青空が広がっている。 東海大学広報メディア学科「コミュニティ・メディア論」の授業の様子。講師を務める熊谷薫さんが黒板の前に立ってマイクを握っている。

2022年12月末、東海大学湘南キャンパスへ。

今回ご一緒した授業は「コミュニティ・メディア論」という、広報メディア学科の2年生と3年生の授業です。約40名の学生の皆さんが11班に分かれてグループワークを行い、それぞれの提案内容を発表いただきました。

どのグループの発表からも、みんミの特徴をしっかりと汲み取った上で考えてくださったことが感じられ、新鮮な視点や具体性を感じられるアイデアに刺激を受けました。

まず、キャラクターの提案では、みんミの事業イメージから、“親しみやすさ”や“やわらかさ”を意識したキャラクターが多くみられました。なかでも印象的だったのは、多くのグループが性別やジェンダーバランスに配慮した提案をしていたこと。例えば、人間や動物をモチーフにしたものではなく、恐竜や妖精、宇宙人などジェンダーレスなキャラクターを設定したグループが複数ありました。さらに、子どもや赤ちゃんなど、「成長していく過程をともにできるもの」や、“ゆるさ”や“抜け”など未熟さがあることで「ともに育てる」イメージに繋がるキャラクター案があったことも興味深かったです。

その他にも、手触りや鳴き声など、視覚的な情報以外の感覚から触れ合えるキャラクターや、バリアフリーへの配慮から色使いを工夫したものなど、さまざまな人と「ともに楽しむこと」を目指す、みんミのコンセプトを意識したアイデアもありました。

情報発信への提案では、新しいユーザーや、届けたい人に情報を伝えるための具体的な「活用術」をたくさん知ることができました。

日常的にインターネットやソーシャルメディアを利用しており、授業でも広報活動について学んでいる皆さんからの提案や改善案は、なるほど!と勉強になるものばかり…。画像の選び方やハッシュタグの効果的な使い方、投稿コンテンツを充実させるための日頃の工夫など、すぐにでも取り入れられるアドバイスが多々ありました。

また、既存のメディアだけでなく、ツイッターを活用した情報収集やコミュニティ形成の方法などもお聞きすることができ、これから先に向けてチャレンジ意欲が膨らむような時間でした。東海大学広報メディア学科「コミュニティ・メディア論」の授業風景。白い机を前に複数の学生が座っている様子を後方から撮影した写真。

今回ご一緒した機会を活かして、みんミの情報発信を充実させていきたいです。
東海大学広報メディア学科の皆さん、熊谷さん、どうもありがとうございました。

レポート:今野優紀(みんなでミュージアム プロジェクトメンバー/エイブル・アート・ジャパン)